春の香り

ここ数日の暖かさで我が家の梅も花開いた。
これはデジカメ撮影。
2004年2月29日(日)埼玉地方の天気:曇り後晴れ

昨日の天気予報は外れて私の住まいのある地域では
雨は降らなかった。
春の雨というのもなかなか風情があって良いもので、半ば
降雨があるのを楽しみにしていたのだが、幸か不幸かまっ
たく降らなかったようだ。
午後から雲が切れて柔らかな日差しが射してきたので、い
つものように自転車散歩に出掛けた。
どこからともなく漂ってくる沈丁花の香りや、その他の花々の
香りが春を感じさせとても気持ちの良い散歩であったし、
たった1本だけ花が開いている桜を見付けたのも嬉しい
発見だった。
私がいつも走っているコースは非常にのどかなところで、点在
する農家が収穫した野菜などを自宅の門前にならべて無人販
売している。普段はそういうものを買うことはない私だが、
今日はきれいな桃の花が売られているのが目にとまり自転
車を止めた。およそ市価の5分の1程度の値段のそれは、
たまたま居合わせたその農家の主が更にオマケをしてくれた。
金額的にはわずかなものだがそういうふれ合いが楽しい。

というわけで春の散歩は楽しいのだが、私は昨年末から
いろいろと雑多な問題が多くて気分も沈みがちだ。
だから、というわけでもないのだろうが最近特に良く聞くCD
がある。このサイトでもすでに紹介済みのチェット・アトキンス
の「Back Home Hymns」というアルバムだ。
「Hymn」とは直訳すれば賛美歌の事で、私自身には宗教的
バックボーンはまったくないのだが、なぜか昔から「Hymn物」
を好むのだ。
とても静かでメロディが美しく、とにかく癒される感じがする。
「癒し系」と言ってしまうと何かとても安っぽく感じてしまうが、
確かに癒される感じは強い。
収録曲はどれも素晴らしいが、特に「God Be With You」の
美しさには泣かされる。
興味がある方には一聴をオススメします。