2003年2月16日(日) 埼玉地方の天気:雨


今日の埼玉地方は朝から冷たい雨が降り続いた1日だった。
本当なら今日はあるイベントを見に行くつもりだったのだが、折からの雨で中止にしてしまったのだ。
実は私はラリーが大好きであります。
私がラリーが好きだという話をすると大抵の人は「パリダカとかですか?」と聞いてくる。
パリダカもラリーには違いないだろうが、あれは好きではない。
私が好きなのはWRCとして名が知られている本当の?ラリーだ。
毎年この時期に三菱が東京のお台場で「チャンピオンズ・ミーティング」と銘打って、WRCで活躍するトップ・ドライバーを招聘してイベントを開いている。私ももう5〜6回は行っているだろうが、本来なら外国まで足を運ばなければ見られない世界のトップ・ラリー・ドライバーの神業を間近に見られるのが大変に面白い。
何しろ特設ステージでのデモ走行だから、あまり広い場所ではないのだが世界のトップは全開で飛ばして来る。毎回の事だが鳥肌ものの興奮で長時間の立ちんぼもあまり気にはならない。
私は写真が好きだから毎回カメラを持って行くがあまりのスピードに思うようなアングルではなかなか撮れない。
他の人を見ているとモードラを使ってバンバン撮っている人も多く、あれだけ数を打てば良い写真もあるだろうと思う。
しかし、音楽でも何でも世界のトップレベルのワザを間近に見るのは楽しい。
今日は生憎の雨で私はこのイベントに行かなかったので、ここに掲載した写真は1昨年のものだ。
本当は今日イベントに行って写真を撮影した上でこのページをアップしようと思っていたのだが、行かなかったので古い写真でお茶を濁してしまった。
目の前を全開で駆け抜けるWRCマシンを見るのも、焼けるオイルのニオイを嗅ぐのも1年間お預けになってしまい残念だ。
いつかは世界のラリーの現場を見に行きたいと思っているが、しばらくはビデオで我慢する事になりそうだ。
何しろ猛スピードなのでカメラを振るのが大変だ。昔はそうでもなかったが、最近はWRCの人気も高まってコースの回りは立錐の余地もない程の人の壁で、カメラを振ると隣人に当たってしまうのだ。
ランサー・エボは人気車種に違いはないと思うが、それほどたくさん売れているとは思えない。
それなのにこのイベント当日お台場周辺はランサーが走り回り、日本中のランサーがここに集まったのではないかと思わせる。
WRCマシンの全開走行を見るのがいちばんの目的ではあるが、焼けたオイルのニオイやサーキット特有の雰囲気も大好き。
昔、毎週のように通っていたダート・トライアル・サーキットを思い出す。
私がラリーを好きになったキッカケは1本の映画だ。
今は亡くなった石原裕次郎が主演した「栄光への5000キロ」を見てからだ。
いつか小樽の石原裕次郎記念館に行って凍り付いた事がある。「栄光への〜」で使われた実車「日産ブルーバード510」が展示してあったのだ。それを見付けた時はしばらくはその場を動けなかったのを覚えている。
左の写真は私が大好きで当時私自身も乗っていたランサーA73型をドライブしてサファリ・ラリーで優勝したジョギンダ・シンさんとその時のランサー。イベント会場でこの車を見付けた時にはまたまた凍り付いて鳥肌が立った。シンさんに「あなたの影響でランサーを買った事、あなたの走りが大好きだった事」などをお話ししたら凄く喜んでくれた。
私のお宝写真だ。