私たちのような平民は利用する事ができない門、
「桔梗門」だ。
「桜田門外の変」で有名な桜田門は「外桜田門」が
正式名称で、より本丸に近いこちらは「内桜田門」と
名付けられている。
門に通じる道の両側に植えられた松の木立
が綺麗で江戸城全盛の頃の名残を感じる。
■2010年10月30日(土)埼玉地方の天気:雨

台風の影響は.......


どうでしたか。
私の住んでる地域は1日中雨だったけど、雨も風も大した事なくてひと安心です。

急に寒くなったね。
2〜3日前の朝は9℃位の気温だった。
1ヶ月と少し前には38℃位になった日があったから、たった40日位で30℃も下がったんだ。
これだと体調が変になっても仕方ないけど、今のところ私は問題ないです。

今日は雨で出歩く事は出来なかったけど、天気が良いと歩いているからそれも体調維持
には良い結果をもたらしているのかもしれない。

でもね実際出歩いているとかなり高齢な方を見かける事も多くて、それは素晴らしいと思う。
先日、皇居周辺を歩いた時には3〜4人の高齢の方に道を尋ねられた。

その中のおひとりは歴史がお好きなようで、少々立ち話をしてしまった。
やや腰も曲がって足取りも遅いけど自分が好きな所を歩いて回れる気力と体力に感心した。
自分もあんなふうになりたい。

私が知ってる何人かの元気な年寄りは「食べることと女性が好き」という点で一致してる。
私もその2点に関しては満たしているので、目指すは元気爺さんだ。
頑張るぞ。









江戸城跡地としての皇居、そして隣接する
公園にはいくつかの門が現存してるが、
その中でも桜田門がいちばん美しく優美だ。
桜田門は外側の高麗門と、内側の渡櫓門
から成る門だ。


桜田濠を臨む。
かつて歌川広重が「江戸百景/外桜田弁慶
堀糀町」で描いたのと似た構図で撮影してみた。
写真が小さくて分かりづらいが中央に見える高
層ビルの手前の木立のあたりに井伊直弼の屋
敷があった。
今、その場所は国会前庭園として開放されている。
行ってみると分かるが、井伊直弼の屋敷があった
場所はとても良いところで、江戸時代には風光明
媚であった事が想像できる場所だ。






井伊直弼の屋敷があった付近から桜田門を見る。
今は国会議事堂前の大きな交差点になっているが、
当時は見晴らしも良く、付近には名水が湧き出る
井戸もあった。




ふたつの門からなる桜田門の内側にあたる渡櫓門。
今はこの門の内側は広場になっているので正面に
帝国劇場が見える。
先日水戸に行って見てきたオープンセットの門とは
違って重厚感に満ちている。
左右の石積みも素晴らしい。
■2010年10月23日(土)埼玉地方の天気:晴れ

桜田門外の変


映画「桜田門外ノ変」を見てきたらどうしても本物の桜田門を見たくなった。
ただ見るだけでは面白くないので、井伊大老暗殺の日に水戸浪士たちが集合した
芝の愛宕神社から桜田門まで歩いてみる事にした。

愛宕神社は火伏せ、戦勝祈願の神として敬われたというから、水戸浪士たちにとって
井伊直弼の首をとる事は「大儀」という気持ちがあったのだろう。
ましてや愛宕神社は徳川家康の命により創建された神社であり、そこにお参りする
という事は幕府に逆らうという心根はなかったのだろう。

そんな事を思いながら愛宕神社を後にして桜田門に向かう。
私の足で20分〜30分位だったが、暗殺の当日は季節はずれの大雪だったと言うから
浪士達の足取りはもっと重かったに違いない。

どんな気持ちで桜田門まで歩いたのだろう。
またその日殺される事になる井伊直弼はどんな気持ちで屋敷を出たのだろう。

ほんの150年ほど前にこの場所でそんな事が起こったなんて考えられない程に
平和な風景が桜田門周辺には広がっていた。









上野のお山の中に点在する歴史的財産
のひとつだ。
精養軒の前にある。
朝夕6時と正午、1日3回鐘の音が聞ける。
■2010年10月14日(木)埼玉地方の天気:曇りのち晴れ

時の鐘


「花の雲 鐘は上野か 浅草か」
芭蕉が読んだ有名な句であるが、この「鐘」とは上記写真の鐘だ。

上野のお山の中にひっそりとある。
うっかりすると見過ごしてしまうし、この鐘の横を通る人達も誰一人この鐘を見上げない。

現在の鐘は1787年に鋳直されたものだが、それとて200年以上の時を経ていて、
コレラに怯える江戸や井伊直弼の暗殺に騒然とする江戸を見てきたワケだ。

さらに江戸から明治へ、そして昭和へ。
様々な江戸から東京への景色を見てきた鐘だ。

「鐘」から話を聞きたいと、馬鹿な思いに至る。









地面には雪?が撒かれ、屋根にも雪?が
施されている。
この画面中央付近で井伊直弼暗殺の場面が
撮影された。
今日は天気が良くて暑かったけど、実際の撮
影は冬で、本物の雪も降ったと言うから寒かっ
ただろう。






上記の景色を彦根藩井伊家の門から見た所。
門を出てすぐに殺害されたという事になる。
それにしても空が青い。




復元された桜田門。
これだけのものを作るのは凄い。
映画って大変だね。
金がかかるワケだ。





こちらは映画とは無関係。
偕楽園の表門だ。
孟宗竹の竹林を背景にあまりに見事な門だった。
設えに本物の風格を感じる。
■2010年10月11日(月)埼玉地方の天気:快晴

「桜田門外の変」


前から楽しみにしていた映画「桜田門外の変」が16日に公開される。
で、今日はその映画の撮影で実際に使われたオープンセットの見学に行って来た。

場所は茨城県水戸市、梅の花で有名な偕楽園そばの千波湖の畔にある。
本当は昨日行く予定だったんだけど天候不順で今日に延期になったのだ。

でも今日で大正解。
写真を見て頂けば分かるように、真っ青な空が広がった快晴の天気だったからだ。

私はしばしば皇居にも足を運んで本物の桜田門を何度も見ているが、やはり本物と映画
撮影用のセットとの違いは明白で、近くで見ると安っぽい。
しかしこれが映画のフィルムに焼き付けられれば本物のように見えるのだろう。

安っぽいとはいえ、あれだけの規模で桜田門が再現されたのを見ると「アッパレ!」と言うしかない。
地面に撒かれた雪の質感などまるで本物の雪のようだ。

映画の公開がますます楽しみになってきた。

因みにお土産は「そぼろ納豆」でした。






■2010年10月10日(日)埼玉地方の天気;雨のち晴れ

気になること........


この1週間くらいは我が家の庭の金木犀が良い香りを放っていてとても気分が良かった。
夜、ちょっと涼しくても窓を開けて外気を取り込むと、金木犀の香しい風が入って来て、
何だかとても良い気分になれる。
しかし、そろそろ終わりだ。
今朝から大量に落花を始めた。
掃き集めて綺麗にしても、少し時間が経つとすぐに地面はオレンジ色に染まる。
それが気になって何度も掃除をした日曜日だった。


隣家のベランダに干してある寝具が気になる。
この1週間位干したままだ。

晴天の日に干したけど雨に降られ、濡れたままの寝具を家の中に入れられないので
そのまま放置してるという感じだ。
この数日は好天と雨天が交互に来てるので取り込む機会を逸しているのだろうが、
どうにも気になるのである。
あの寝具はいつ取り込むのだろう、そしてまだ使えるのだろうか。











何だコレ.....と思うでしょ。
私も分からない。
京都国際会議場の前にあったドームだ。
青空とレインボウカラーの対比が綺麗だった
ので撮っただけです。





毎晩京都の夜を徘徊していた。
京都駅前に5泊、新京極近くに5泊。
ホテル住まいはメシを喰ってしまうとやることがない。
仕方ないので毎晩フラフラしていたというワケ。
舞妓さんとの楽しい夜もあったけど......フフフ。
■2010年10月9日(土)埼玉地方の天気:雨

京都に........


今夜のNHKのテレビを見ていたら京都の銀閣寺に行きたくなった。
今夜のテレビ、見た方もいるだろうけど、あんな放送を見ると私は無性に行きたくなる。

私はこの10年の間に2回ほど、それぞれ10日間位京都に滞在していた事がある。
何れもホテルと国際会議場を往復しただけで観光はしなかった。

周囲には神社仏閣が多数あるのにとても残念だったが、仕事だから仕方ない。
毎晩京都の夜の繁華街を徘徊しただけで終わってしまった。

唯一の収穫は舞妓さんとお近付きになれた事。

そうそう、そんな事を言ってる場合ではなかった。

銀閣寺だ。
用意周到に計算された「月見の館」だったとは知らなかった。
今夜の番組ではその事実を検証していたワケだけど、その話を聞いただけで
月が美しい秋に銀閣寺を見たくなったのだ。

ああいう所は夜間は入場出来ないのだろうが、昼間でも良いからその雰囲気を味わいたい。

まあでも実際に京都に行くとなれば他の所も見たいから、最低2〜3日は滞在したいね。
しばらくは無理だな。






■2010年10月4日(月)埼玉地方の天気:雨のち曇り

活字中毒......か?


いやいや、私は決して活字中毒ではない。

でも枕元に本がないと淋しい........というよりも、読むべき本が無くなると
狼狽して直ちに書店に走る。

今は20冊以上の未読、または読みかけの本が枕元にあるから安心だが、それでも
書店に行っては面白そうな本が出ていないか探してしまう。

その度に買うわけではないのにいつの間にか本は貯まるね。

探してる本もあるのだが、どれも絶版で中古本にえらい高値が付いている。
でもねそういった高値の本を安値で探すのがまた面白い。
絶版で高値が付いてる本を安く買うことは難しいけど、それを見付けた時の喜び、
「やったぜ!」感は私にとって得難い喜びだ。

でもそうして苦労の末に入手した本でも他の人には興味の対象外である事が多い。
そうすると自慢できないんだよね。
それがつまらない。











本文とは関係ないけど、今朝庭を見
ると大きなハイビスカスが
揃って咲いていた。
今まで不思議な事に交互に咲く事が
多かったけど、こうして揃って
咲いてくれるのは最後かもしれない。
■2010年10月2日(土)埼玉地方の天気:晴れ時々曇り

「十三人の刺客」


見たかった映画だ。
昨夜見てきた。
最終回の上映を見たので終わって劇場の外に出たら午前0時を過ぎていた。

面白かったです。
映画の前半部分は室内で話が進むのだが、その画面の暗さに“本格”を感じた。
まるで蝋燭や行灯だけで照明されたかのような室内の暗さは、
あの時代はこうだったのだろうと、見る者を納得させる説得力があるように思えた。

後半部、かなり長時間に及ぶチャンバラ活劇の部分も面白かった。
久しぶりに面白いチャンバラを見た。

昨今の時代劇は何かと理屈っぽい感じの作品が多くて楽しめなかったけど、
「十三人の刺客」は大人が楽しめる時代活劇だ。

今をときめくアイドルや若手俳優が出ているワケではないが、
それが却って作品に重みを増したように思う。

この秋は時代劇が面白そうだ。