2007年12月26日(水)埼玉地方の天気:晴れ

「江戸を歩く」


最近読んだ本でいちばん面白かったのがこれだ。
集英社新書(田中優子著)、読み始めは筆者の事など気にならなかったので、
男性が書いた本だと思っていた。

筆致が女らしさを感じさせなくて、それがかえって私には良かった。。

読み進むに従って内容に引き込まれた。

私が持っていた断片的な江戸の知識が、この本を読んで少しずつ線で繋がって
いくのを感じて、そうなると面白くて止められない。

読み終えてすぐにもう一度読み直したい衝動にかられたけど、この本のお陰で
再読したい本が出来たのでそちらを読む事にした。

「シュリーマン旅行記 清国・日本」(ハインリッヒ・シュリーマン/講談社学術文庫)だ。

幕末期の中国/北京・上海、そして日本の旅行記で、当時の人々の文化や風俗が
活き活きと描写されていて実に興味深い。

下手な教科書で歴史を学ぶより、こういう実録本を読んだ方が遙かに
勉強になるのではないかと思う。

本文200ページ程で、その半分が日本の見聞記に当てられている。

で「江戸を歩く」を読んでいて思ったのは「落語」が江戸を知る上で大いに役立つ事。

この本の中でも「百川」という噺の事に触れているし、「今戸の狐」という噺を知っていると
「なるほど〜」と思えるくだりがあって興味は尽きない。





2007年12月25日(火)埼玉地方の天気:曇り

今度はピーターソン


今年は私が好きな人が相次いで亡くなって何とも気分が沈む年だったけど、
今度はオスカー・ピーターソンが亡くなった。

まだ高校生の頃にジャズ・ピアノの入門に聞き始めたのがピーターソンだった。

そんなにのめり込む程にはならなかったけど、ずっと好きなピアニストだったのは
間違いない。

軽いタッチと流麗に良く歌うピアノは、私にとってのジャズ・ピアノ・スタンダードだった。

今頃は天国でレイ・ブラウンとジャムっているのだろうか?

好みのミュージシャンがどんどんこの世から消えていくのは悲しいね


今夜のBGMはもちろんピーターソンです。

合掌




2007年12月23日(日)埼玉地方の天気:雨のち晴れ

富士の眺め


午後から急速に天気が良くなって、昨日よりもかなり暖かだった。
自転車に乗って走っていると、まだ濡れている路面が太陽の光を反射して
とても眩しく、また所々に円形に反射してる物体が多かった。

近寄って見てみると丸く反射していたのはマンホールの蓋で、あんなに
マンホールの蓋が多い事に今日初めて気が付いた。

いつものコースを走っていつも富士を眺める場所へ。

行ってみると今日は先客が多かった。

10人位が暮れなずむ富士山を眺めていた。

前は私一人で淋しく眺めていたのに、いつの間にか富士見ポイントになったようだ。

上の写真はいつも持ち歩いてるキャノンのコンパクトデジタルで撮影。

シネマスコープ・サイズに切り取ってみました。

この場所からは遠く浅間山、また日光の男体山なども眺められる。




2007年12月21日(金)埼玉地方の天気:晴れ

音楽の好み


「どんな音楽が好きなんですか?」

こう聞かれた時の答えはこの20年位はずっと同じだ。

「アメリカ音楽が好きです。」と答える。

カントリー、ブルース、ジャズ、ロック、私にとってはどれも欠かせない
大切な音楽だ。

もちろんイギリスの音楽も聞くが、あくまでもメインはアメリカという意味での
答えだ。

そんな中でやっぱり中核になってくるのはカントリー系のギター・ミュージックと
ジャズ、ブルース、或いはブルースロックだ。

これは生涯変わる事はなさそうだ。

何度も同じような事を書いているが、特にブルース系の音楽には根元的な
繋がりを感じてしまう。

ジミ、マイク、デュアンが亡くなり、更にはスティーヴィー・レイもこの世を去った。

アメリカのブルースロック系は全滅の趣だが、今はデヴィッド・ギルモアと
ゲイリー・ムーアにブルース系ロックを求めている。

ギルモアに対しては直球ブルースというワケではなく、あくまでもブルース・フィーリング
という意味だけど、この両者今の私には欠かせない。





2007年12月19日(水)埼玉地方の天気:晴れ後曇り

湯たんぽ


つい先日まで紅葉の名残が見られたけど、街の装いはすっかり冬になった。

寒いね。

でも、私の部屋ではこの冬未だ暖房を入れていない。

少し前のこのたわごとで書いたけど、ほんの少し自分の生活水準を昔に戻して
みようと思って、それを暖房を入れない事で実践してるのだ。

少し寒いが、今のところ不自由は感じていない。

ただ末端冷え性の私は暖房がないと足がすごく冷える。

で、大昔にお世話になった湯たんぽ復活となったワケだ。

こうしてパソコンのキーを叩いてるうちに湯たんぽを布団の中に入れておき、
充分に暖めた後に布団に入る。

冷えた足を湯たんぽで暖める快感は懐かしくもある。

そんなふうにして足を暖めながら布団の中で本を読むのが目下の最大シアワセ。

1日の中でいちばん良い時間かもしれない。







日本橋の袂にあるイチョウも鮮やかに
色付いていた。
しかし、この場所に行くと、何とも言えない
気分になる。
何であの橋の上に高速道路を築いてしまった
のかと......
日本でも最も高名な橋のひとつである筈の
この橋のあるべき姿ではない。
2007年12月8日(土)埼玉地方の天気:晴れのち曇り

2週間ぶりの更新


更新をサボってました。

忙しかったのか?...。
イエ、そうでもありませんでした。

毎晩ギルモアとゲイリー・ムーアのDVD見て、ボストン・ポップス聞いて、
本読んで......そんな毎日でした。

話変わって....

この間ニュースで「今年の関東地方の紅葉は美しくない」という発言をしていたけど、
私の感想とは正反対だ。

今年は紅葉が綺麗だと思っていた。

この2〜3週間程、遠くに行かずに毎日の生活範囲で紅葉を楽しんでいて、
例年にない色付きだと感じてる。

他の多くの人達が今年の紅葉に関してどう思っているのか分からないけど、
ニュースというのはしばしば嘘を言うね。

今日のニュースでも、消防隊員が20kg程の道具を背負って高い建物の階段を
昇る競争というのを報じていたが、テレビの画面では参加者が明らかに疲れ切って
歩いているのに、アナウンサーは「元気に階段を駆け上がっていた」なんて
言っているのだ。

「嘘つけ! 見れば分かるだろ。」って言いたくなるね。

というワケでテレビは嘘ばかり言うので、今年の紅葉は例年より美しいと、ギター・ファン
では断定致します。

どうでもいいか。