2005年10月30日(日)埼玉地方の天気:曇り

コカ・コーラのCMソング

コカ・コーラのCMソングを集めたCDが出てる。
知人に聞かせてもらったのだが、これがすごく良い。
CD1枚に全62曲収録。
CMソングだから1曲の時間は短い。
だいたい1分前後で、長くても1分30秒位だ。
しかし、これが驚くほどに濃密だ。

アーティストは、ビージーズ、カーラ・トーマス、フレディ・キャノン、レイ・チャールズ、
ペトラ・クラーク、エヴァリー・ブラザース、マーヴィン・ゲイ、ゲーリー・ルイス
&プレイ・ボーイズ、メリー・ホプキン、ムーディ・ブルース、バニラ・ファッジ、
レスリー・ゴアなどなどで、ここに書ききれない位なのだ。

各アーティストが放ったヒットを巧みにアレンジしてそれらしくCMソングに仕立ててあって
聞いてて飽きる事がない。
アメリカ音楽を長く愛聴してきた人々だったら思わずニヤリとさせられてしまうような
曲がずらりと並んでいる。

どれも本当に興味深いけれど、ムーディ・ブルースやバニラ・ファッジなどには
驚かされた。
バニラ・ファッジのテイクでギターを弾いているのはジェフ・ベックだという事だ。
まだBB&A結成以前の事だから、そういう意味でも面白い。

洋楽好きだったら持ってて損はないアルバムだ。


2005年10月29日(土)埼玉地方の天気:曇り

WPC EXPO2005


昨日東京ビッグサイトに行きタイトルの展示会を見てきた。
もちろん仕事の一環で、ビッグサイトには出展社の人間として行く事も多いのだが、
今回私の会社は出展していないので気が楽だ。
正直に言うと私は展示会好きで、いろいろな会社の新製品や新しい技術をいち早く見たり、
或いはその会社の人間から説明を聞けたりするので面白いのだ。

私の会社が出展した場合には私自身が説明する立場に回る事も良くあって、
それは大変ではあるけど面白く参考になる事が多い。
会社にとってはユーザーの声を直接聞ける良いチャンスでもあるのだ。
個人的にも、仕事の上でも収穫があった今回の展示会だったが、何がいちばん印象に
残ったかというと、やっぱり超ミニのキャンギャル達なのでした。
しっかりと目の保養をさせてもらいました。

ビッグサイトに行くと私のいつものコースは展示会の見学を終えた後にカレー王国で
昼食をとる事である。
注文する物は決まって“オリエンタルセット”というもので、これはライス、ナン、ひとくちカツ2ヶ、
サラダ、タイカレー、日本風ビーフカレーがセットになったものだ。
しかし、このセットもショボクなった。
以前は3種のカレーが付いていたがいつのまにか2種になって、全体的なボリュームも
少なくなったような気がする。
値上げはしてないけど、こういう部分で単価を下げてるんですね。


まあそんなワケで辛いカレーで昼食を食べた後、バスで東京駅へ向かうのが私のいつもの
パターンで、何年も変わっていない。
これは言うなれば“VSOP”の行動パターンで、ベリー・スペシャル・ワン・パターン
というやつですね。
でもまあこのパターン、今のところ飽きない。




ジャケットは紙だ。
いわゆる紙ジャケットとはちょっと違ってて、CDを収める
部分はプラスチックの成型品でお馴染みのものだ。
8ページ程の薄いブックレットが付属してて、録音データ
などが書いてある。
値段は高くないので、ファンだったらやっぱり“買い”か?
2005年10月28日(金)埼玉地方の天気:晴れ

in 3 Dimensions


チェット・アトキンスのニュー・アルバムが出た・・・・と言ってもそんなものある筈もない
ワケで、今回出たのはタイトルに掲げた通り「In 3 Dimensions」の再リリースだ。
「それだったら持ってるよ!」というチェット・ファンは多いと思うけど、今回のはボーナス・
トラックが21曲も追加されてるお得盤だ。

ボーナス音源は去年までだったらもっと価値が高かったと思われるが、昨年秋に
ベア・ファミリーからリリースされた「Chet Atkins/the complete recordings 1955-1960」に
全部収録されてるので、このボックスを持ってる人だったら今回のアルバムは不要であろう。

が、まあファンというのは悲しいものである。
私は「in 3 Dimensions」をCDとアナログ盤で既に4枚位は持ってて、今回のニュー作品も
どうしても欲しいという程のものではない筈だ。
でも買ってしまうのですねェ、これが。

レコード業界が良く使う手ではあるが、こうして少しずつレア音源を分散して収録するやり方は
本当に困る。
やるならドーンとベア・ファミリーのようにやってくれなくては。
ボックスセットで2万円以上もすると買うのにちょっとした決心が必要だけどね。






たしか買ったのは1970年代後半の頃だったと思う。
定価3万円ほどの安物で、買った当時は良い音がせずに
あまり弾かなかった。
しかし時を経て変わるものですね。
近頃は老練の音というか、何となく枯れた雰囲気も感じら
れる良い音になってきた。
「これからは大事にします。」とギターに誓ったのでした。
2005年10月16日(日)埼玉地方の天気:雨時々曇り

ギターの音

私が持っている何本かのギターはそのほとんどが入手してから20年以上経過して
しまったものが多い。
上記のヤマキのギターもその中の1本で、もう入手してから30年近いと思う。
当時の私は楽器メーカーで働いていたから、いわゆる業界値段の破格値で
このギターを手に入れた。
正直に言ってもともとアコースティック・ギターはあまり弾かない方だった。
このギターも買ってはみたものの、さすが安物。
マーチンなどの高級ギターとは程遠いチープな音で、そうなると手にする機会も
減ってしまった。
たまにつま弾く程度の事はあっても本格的に弾き込んだ事は今までなかった。

しかし、安物のギターでも時を経て木が乾燥すると良い音になるようだ。
30年近く時を重ねた今日、このギターはなかなか良い音を出すようになってくれた。
もちろん元がモトだから“それなり”という事はあるけど、でも今後大事に使っていきたい
ギターになった。

「今まで粗末に扱って悪かった」とひたすらギターに謝り、最近はちょこちょこ弾いている。

最近はエレキ・ギターを大きな音で鳴らす事はないけれど、30年選手のグレコや
フェルナンデスも“それなり”になっているかもしれない。

どこかで大きな音で弾いてみたくなった。


2005年10月11日(火)埼玉地方の天気:曇り

紅葉


今日は肌寒い程の気温で急速に秋が深まってきた感じだ。
土曜からの3連休はメチャクチャ忙しくて何だか休んだ気がしなかったので、疲労感
を抱えたまま新しい1週間が始まってしまった。

というワケで更新する元気もなく、秋の気配が濃い写真でゴマかそうという魂胆。
上記の写真は秋も深まった北海道・十勝川温泉付近で撮影。
早朝だったのでやや画面が暗いが、記憶に残る風景になった。

(因みにこのテキストを書きながら聞いてるバック・ミュージックは、
ナット・キング・コールのライブ・アット・サンズ)


2005年10月6日(木)埼玉地方の天気:曇り時々晴れ

ビッグ・バンド


先日グレン・ミラーの事を書いた。
その繋がりなんだけど、昨年一般公開されて話題になった映画
「スウイング・ガールズ」は面白かった。
他愛ない内容だ。
落ちこぼれ女子高生がひょんな事からジャズのビッグ・バンドを結成するというストーリー
展開で、その展開に会わせていろいろな出来事が起こる。

単純明快で楽しい映画だ。
演奏が下手だとかケチをつける人もいるようだが、そういう見方は正しくない。
映画の中の女子高生は明るく元気で眩しいほどで、そういう女の子たちがだんだん
ジャズに目覚めていく様は面白い。
何よりも音楽の楽しさを改めて教えてくれる。

彼女達がジャズに目覚めていくシーンが特に気に入った。
日常にあふれる音、例えば歩行者信号が青になった時に流れる音楽、バスガイドがバスを
誘導する時に吹く笛の音、干した布団を叩く音、それらすべてを音楽にしていく部分は
非常に楽しく、いつの間にか私自身の体もリズムに乗って動きだしてしまった。

最後の演奏会のシーンも素晴らしかった。
演奏シーンは吹き替えナシ。
つまり彼女たち自身が演奏しているのだ。
ドシロウトの彼女たちをよくもあそこまでしたと思うが、私からみればああいう経験が出来た
彼女達が羨ましい。

映画の中の台詞によると世の中の人間は2種類に分けられるらしい。
つまり「スウイングする人間と、しない人間」だそうだ。
スウイングするのも楽しいが、最近聞く機会が少なくなった“電気を使わない楽器”の音の
素晴らしさを聞くのもこの映画の楽しみのひとつだ。


2005年10月2日(日)埼玉地方の天気:晴れ

ラリー


何故か昔からラリーが大好きだ。
F1などのサーキット・レースに興味を持った事は1度もない。
一般公道を一般車両(大幅改造されてるけど)で走るラリーが好きなのだ。
ラリーの世界選手権(WRC)は毎年10戦以上開催されてるが、遠い世界の話だと
思っていた。
しかし昨年から北海道で世界選手権が開催されるようになったのだ。

で、昨年は見に行く事が出来なかったが、今年は行くべく準備をしていた。
北海道は過去に40回以上は行っている大好きな土地であるから、憧れの北の
大地に行ける喜びもあった。

しかし8月下旬頃からどうも私の仕事のスケジュールの関係で、ラリー観戦が難しい
状況になり、そのイヤな予想は的中してしまった。
行けなかったのだ。
非常に残念だ。
グヤジイ〜。

今、この文章を読んでくれてる大半の人がラリー観戦の経験はないと思う。
しかし、私の経験で言うと一度でも見た人はだいたいその魅力に取り憑かれる。
クルマの事など分からなくていい。
ラリーのルールだって分からなくていい。
でも見ると非常に面白い事が分かり、興味を持つ人が多いのも他のモーター・スポーツ
と大きく違う所だと思う。

テレビでもたまにやってるし、スカパーやケーブルテレビだったらWRCを全戦放送してる。
実は私がスカパーに加入したのも、音楽や映画を見る為ではなく、ラリーを見る為だ。

今年は世界最高レベルの技術を目前で見るチャンスを失ってしまったけど、「来年こそは
絶対」と誓った今日でありました。





2枚組で合計38曲収録。
アンドリュース・シスターズ単独録音のアルバムももちろん
良いけれど、こういう企画モノは特に楽しい。
グレン・ミラーのバンド演奏も収められて、飽きさせないし
何と言っても1940年頃の“時代感”が心地良い。
国内盤で入手可能。
BMGファンハウス
BVCJ-38057〜8
2005年10月1日(土)埼玉地方の天気:晴れ

グレン・ミラー&アンドリュース・シスターズ

昔から女性コーラス・グループが好きだ。
アンドリュース・シスターズも好きなグループのひとつで、今でも何かと良く聞く。
でも上記のアルバムは知らなかった。

つい先日とても音楽好きな方と知り合う機会があり、その人との話の中で教えて
もらったアルバムだ。
早速アマゾンに注文したのが今日届いた。

結論から言ってしまうととても良いアルバムだ。期待通りといっていい。

私の気持ちの中の図式では、アンドリュース・シスターズ=軍隊の慰問=基地
の格納庫=3人の衣装は軍服=バックはビッグ・バンド、というイメージであり、
そうなるとこの3人とグレン・ミラーが共演したのは当然という事になる。
戦争を賛美するワケでも何でもないが、こういうシチュエーションには憧れる。

なぜ今までこんな素晴らしいアルバムに気付かなかったのか、「ダメなダメな、
ボクちゃん!」なのである。

私はジャズのビッグ・バンドではグレン・ミラーよりもカウント・ベイシーの方が好き
なのだが、アンドリュース・シスターズとの相性が良いのは断然グレン・ミラーだと思う。

このアルバムは、ラジオ放送用の音源を集めたコンピ盤だから当然ライブという事になる。
昔の録音ってスタジオ録音でもライブ録音みたいなものだから、現在のようにライブ盤と
スタジオ盤の音の差が大きくないように思えるが、しかしやはりライブは良い。

所々にグレン・ミラーのバンド演奏が収められてるのも嬉しい。

でもこういうの聞く人は少ないんだろうなぁ。
たまにはこういうの良いですよ。