2005年2月28日(月)埼玉地方の天気:晴れ 幻のアルバム入手! この間の土曜日は友人のカントリー・バンドのライブを聞きに行った。 ライブに行く前に最初に立ち寄ったのが新宿のディスク・ユニオン。 カントリー系のレコードやCDを買うときに一番頼りになるのがこの店で、私が最も良く行く店だ。 ここでずっと探し求めていたレコードをやっと入手する事ができた。しかも格安で。 ハンク・トンプソンというシンガーの「ステート・フェアー・オブ・テキサス」というアルバムで、 これはどこを探しても全く見付ける事が出来なかった、私にとっては幻のアルバムだったのだ。 それがひょんな事から入手する事ができて、天にも昇る気持ちだ。 何だかずっと胸の内にあった“支え(つかえ)”が取れたような気分だ。 ウキウキ気分でディスク・ユニオンを出て目的のライブハウスに向かった。 長い付き合いの友人がギターを弾くカントリー・バンドの演奏で気分良くビールとバーボンを 飲む。 私好みのテレキャスターの音と、伸びやかなペダル・スティールの音はやはりナマで聞くのが 一番だ。 ただこの店、構造がウナギを捕る時の仕掛けみたいで、一度入ると出るのが大変なのだ。 店としてはこういうのは良いのかもしれないが、客としては出るタイミングが難しい。 まあしかし欲しかったレコードを手に入れ、楽しいライブを見ながら酒を飲み、すこやかに土曜日 を過ごせたのだからこれ以上の事はあるまい。 |
2005年2月23日(水)埼玉地方の天気:晴れ アイドル 誰でも一度は憧れを抱いたアイドルがいたと思う。 それはアニメ・ヒーローだったり歌手だったり、あるいはこのサイトに来てくれるような人だったら ギタリストだったかもしれない。 私の場合はその何れにも属しない。 私のアイドルは“植木等”だった。 ずっとそうだった。 加山雄三が格好良くエレキギターを弾いてるのを見ても、ジェームス・ボンドがスクリーンの 中で大活躍しても、GSのスター達が女の子にキャーキャー騒がれても私にとっては植木等 以上の存在ではなかった。 それくらいに好きだった。・・・・イヤ、今でも好きだ。 今年はクレイジー・キャッツの50周年アニバーサリーという事で、企画物のCDが立て続けに リリースされてる。 今日も私の手元には先日通販で注文しておいた「クレイジー・キャッツ/ムービー・ソング・ コレクションVol.1とVol.2」が届いたので、それを聞きながらこのたわごとを書いている。 楽しい、嬉しい、そして懐かしい。 50周年と聞いては長年のファンを自認している私としては何もしないというワケにはいかず、 ここ数日は記念としてクレイジーの映画を見続けている。 面白い。 夜中、酒を飲みつつ見てると声を出して笑ってしまい幸福な気分にさせてくれる。 この映画は私にとって「ユンケル」みたいなもので、いつも元気を与えてくれる栄養剤だ。 今月はクレイジー以外にもやはり私が大好きな東宝の「駅前シリーズ」がDVD化されて リリースされるのだ。 財布が軽くなるばかりの春になりそうだ。 |
2005年2月19日(土)埼玉地方の天気:雨 こんな事もある 先日大手通販会社にCDを何枚か注文して、翌々日には届いた。 ここは在庫があれば反応が早いので非常に便利でしばしば利用している。 梱包を解くのももどかしく1枚目を試聴。 「ウン、なかなか良い。後でゆっくり聞こう。」 続いて2枚目。 なかなかパッケージが開かない。「なんで輸入盤のパッケージはこんなに開くのが大変なんだ」 と怒りつつやっとディスクが現れた。 しかし様子が変なのだ。 通常CDはケースを開くとディスクのレーベル面が目に飛び込んでくる筈だけど、 これは録音面が表になっていた。 「変なの!」と思いつつ再生するとワケの分からない音楽が鳴り出した。 何と中身のCDが違っていたのだ。 今までかなりの数のCDやレコードを買ってきたが、初めての体験だった。 ジャケットなどはすべて私が注文したものに間違いがなかったので、通販社での梱包違い という事ではなくて、CDの製造工場でのパッケージミスだろう。 すぐに通販社に連絡したら直ちに交換に応じてくれたが、そのCDは私が買ったものが最後の 国内在庫だったらしく、交換品はアメリカから取り寄せる事になってしまった。 だから3週間近く待たされるんだけど、そうなると早く聞きたくなるのが人情というもので届く のが待ち遠しい。 今回の教訓:買ったCDは取り敢えず直ちにパッケージを開いて中身を確認する事。 皆さんもお気を付け下さい。 |
2005年2月12日(土)埼玉地方の天気:晴れ 神楽坂散歩 今日は予定という予定がまったくなくてヒマだったので、ちょっと出掛けてきた。 新宿タワーで何枚かのCDを買ってから飯田橋へ行って毘沙門天にお参りをしてきた。 ここへは比較的良く行くので今年になって3回目だけど、何度行ってお参りをしても別段 差し支えはないだろう。 飯田橋駅の方から外堀通りを越えて神楽坂通りを上っていく道はなかなか面白い。 感じとしては観光地の様相を呈しているけれど、都会の真ん中にああいう風情があるのも 悪くはない。 毘沙門天にお参りした後に必ず立ち寄る毘沙門煎餅の福屋さんが今日はお休みだった。 そういえば今日は土曜日だったのだ。 東京土産としてはこの店の煎餅は有名だけど、私もここの勘三郎煎餅が好物で神楽坂近辺 に行った時は必ず買って帰る。 焦げるほどに良く焼いた煎餅は香ばしく美味い。 しかし、いつもの事ながら福屋に隣接する肉まんの「五十番」は行列が絶えない店だ。 たまに肉まんが欲しいと思っても並ぶのが面倒な私は通り過ぎる事が多い。 あんなに売れれば商売は面白いだろうな。 そしてもうひとつの私の楽しみは陶器の店を覗く事。 全然詳しくはないけれど昔から陶器を見たり買ったり(安物だけど)するのが好きで、 面白そうな店があるとどうしても入りたくなる。 今日は安い切り子のビールグラスを買ってきたので、これから赤ワインを注いで飲むのだ。 天気の良い休日の1日、こんな風に散歩をするのが大好きな私であるが、これから花粉が 飛び始めるとこういう事も出来なくなる。 憂鬱な季節がもうすぐだ。 |
2005年2月6日(日)埼玉地方の天気:晴れ シャイアンの秋 このところ映画の話題が多いけれど今日もそうなのです。 先日ジョン・フォード監督の「シャイアンの秋」(1964年・邦題は“シャイアン”)を見た。 映画の内容はウソをつかないインディアンと、ウソを付く白人のモメ事を描くお決まりのパターン なんだけど、結構面白かった。 作品の善し悪しや内容を語るのは他に譲るとして、オープニングのクレジットを見ていたらこの 映画はスーパーパナビジョン70の作品で、分かり易く云うと70ミリ作品なんですね。 最近はフィルムの性能も良くなったので35ミリで撮影して70ミリにプリントするなんて事をやってる 作品もあるみたいだけど、この作品はれっきとした65ミリ撮影70ミリプリントなんですね。 という事は1:2.2というアスペクト比な筈で、そういう映画をテレビで見るのはジョン・フォードに申し 訳ないような気もするけれど、それでもフィルムに刻まれた映像の素晴らしさは充分に見て取れた。 ジョン・フォードがこよなく愛した“モニュメント・ヴァレー”がとにかく美しくスクリーンを飾る。 昔ジョン・フォード考察の本(フィルム・アート社、ジョン・フォードを読む−映画、モニュメント・ヴァレー に眠る)を読んでいたら、さすがに大監督のやることは徹底していて、ほんのワンカットの為にあの 広いモニュメント・ヴァレーを撮影隊が移動したなんて事が書いてあって、さすがフォード監督だと 思ったものだ。 私は熱心なフォード・ファンというワケではないけれど、この監督の作品を見てからモニュメント・ヴァレー への憧れをずっと抱いている。 今、お金とヒマがあれば真っ先に行きたいのはモニュメント・ヴァレーだ。 そこでロッキング・チェアーに座ってバーボンなど飲みながら、薄暮から漆黒の闇にモニュメント・ヴァレー が溶け込む様を見てみたい。 そんな贅沢な旅というのもいつかは実現させたい・・・・・・ナ。 |
2005年2月3日(木)埼玉地方の天気:晴れ 映画の画面はナゼ直角なのか? 先日、椎名誠のエッセイを読んでいたら面白い一編があった。 それは映画にまつわる話で、要約すると次のような内容だ。 映画館に行って上映開始時刻になると場内が暗くなりコマーシャルや予告編が上映される。 そして本編の上映に繋がる訳だけどコマーシャル→予告編各種→本編という段階を経る時にスクリーンの 周囲にある黒いマスクがそれぞれの映写画面の大きさに従って広くなって行くのを見ると 大変にコーフンするというのである。 そういう話を「わが愛しのフレーム・フリーク」(やっとこなあのぞんぞろり・角川文庫)という題で書いていた 訳だけど、これは私の趣味嗜好と全く同じなのである。 限りなく正方形に近いアスペクト比のコマーシャル映像からビスタ・サイズの予告編になり、そして本編上映の 為にさらに大きな画面になっていくというのは本当にコーフンするし映画の醍醐味のひとつであるとも思う。 特に本編が70ミリ作品だったりすれば画面の拡大率はもっと大きくて感動もそれに伴い大きくなる。 まさしくそういうプロセスを経て歌舞伎町にある新宿プラザで「スター・ウォーズ」を見た時の 感動は忘れられない。 そういえば昔(まだ子供の頃)何故映画館で見る映画の画面は角が直角なのか、そしてナゼ横長画面なの かずっと不思議に思っていたけど、そういう部分も映画ならではの大きな楽しみだった気がする。 最近はDVDやビデオで映画鑑賞を済ませた気になってしまう事が多いけど、やはり映画は映画館で見なけ ればいかんぞな、と思い直してる今日この頃だ。 |