世の中にソバ本はたくさん出てるけど、この本は美味いソバを食べるために中国山地
 から北海道まで計8日間、4500キロを鉄道で走破したという酔狂な旅の記録。
 でもありきたりの名店巡りみたいなソバ本よりも私には面白かった。
 カメラをぶら下げていつかこんな旅をしてみたいと思う。
 種村直樹著 徳間書店
そば
2004年10月30日(土)埼玉地方の天気:雨

そばが好きなんです。美しい女性の傍(そば)なんてのは限りなく好きだけど、
今言ってるのは食べる蕎麦の事ですね。
ソバって大雑把に大別すると3種類に分けられると思うのです。
第一にそこら辺に普通にあるソバ屋(うどん屋ともいう)で、カレー・ライスも
カツ丼もうどんも置いてあるような店。2番目にはちょっと敷居が高かったり
ワケもなく店主がエラソーにしてたりする蕎麦専門店。
3番目がJRの駅などにあるいわゆる“駅ソバ”ですね。
私はこれにめっぽう弱いんです。
ちょっと小腹が空いてる時なんかに町のソバ屋とも専門店
とも違うあの独特のニオイに遭遇してしまうともう抗う事は出来ずに、
ついフラフラと引き寄せられてしまう。
そして迷う事無く「かき揚げソバ」を注文する。
カレーやラーメンがどんなに鼻腔をくすぐろうとこれは断じて「かき揚げソバ」
なんです。もちろん「コロッケソバ」なんてワケの分からないものを注文する
事はない。
たまに血迷って他のものを注文して食べても、隣席の人が
注文したソバが運ばれて来たりすると、「やっぱりソバにすべきだった」と
後悔してしまう。それほどまでに私にとってはあのニオイは誘惑的だ。
だからといってどこ駅のソバが旨いかというのは知らない。
私が良く行くのは東京駅にあるかなり大きな店で、ゆっくり座って食べられる
上に食後もそそくさと店を出て行かずに休憩出来るというのが気に入っている。

日本でいちばん美味いとされている北海道の音威子府駅のソバを一度
食べてみたいと思っているけど、遠いのですよこれが。
いつかチャンスがあれば一度食べてみたい。

話はちょっと変わるけど、昔テレビの時代劇で「必殺シリーズ」というのが
ありましたね。
あの中で主演の藤田まことが夜鳴きソバを良く食べてたけど、そのシーンを見ると
例えそれが食後の時間帯でもたまらなくソバを食べたくなったものです。
ソバは別腹なんですね。
でもこの間人間ドックの時に自分の腹の中のX線写真を見たら、別腹はなかった
みたいだ。
「ケーキは別腹」なんて言ってる女性は気を付けた方がイイですよ。
もっともココには女性はあまり来てないか、クソー。
読書の秋
2004年10月24日(日)埼玉地方の天気:晴れ後曇り

いやあそれにしても昨日の地震は大きかった。
幸いにして私の住む地方では大きな被害はなかったが、被害を受けられた
地方の方々は本当に大変だと思う、
先日の台風も我が地方の真上辺りを通過した筈なのに、大した事はなくて
何となく肩すかしを喰ったような感じだったが、これはこれで良かった。
特に今年は日本中の様々な場所で大きな被害が出る自然災害が多いが、
我が地方はまったく申し訳ない程に平穏だ。
とはいえ大きな地震に対する恐怖はいつもあって、これはもっとも用心しなければ
ならない事だと自分自身に言い聞かせて、それなりの準備はしている。

話は変わるけど、いよいよ秋という感じが強くなってきた。
毎晩読んでいる本が残り数ページという事になってしまったので、今日は
本の買い出しに行った。
収穫1:「てくてくカメラ紀行」(エイ出版社・石川文洋)
収穫2:「風の道 雲の旅」(集英社文庫・椎名誠)
収穫3:「旅行者の朝食」(文春文庫・米原万里)
その他数冊だったけど収穫1の出版社のエイという時は漢字変換できなかったぞ。
これは部首が「木」で、横に「世」という字なんだけど変換出来なかった。
困るのである、こういう字を使ってもらっては。

だけど自分が読んでる本を公に晒すというのはちょっと恥ずかしいものであるな。
何だか自分の頭の中を見せてるみたいで、上記の本の著者の方々には申し訳
ないがどうもあまり大した本は読んでいないのである。
大文豪の小説であるとか、読んだ後に深く人生を考えるなんて本は私の書棚には
ないようだ。
つまりは旅紀行モノが好きなんだけど、文庫で出てるその類の本はだいたい
読んでしまったようで、目新しい本に出会わない。
でも今日の収穫の中で上記3冊はなかなか面白そうで楽しみである。

楽しみと言えば探してる本がある。
このサイトに来てくれてるギター好きの方に教えてもらったのであるが、
「マイナスゼロ」(広瀬正・集英社文庫)が入手できないのである。
内容はタイムスリップもののSFで、とってもとっても読みたくて、探してるんだけど
見つからない。
ネットで調べてみると探してるのは私だけではないようで、どうもこの本は
“その筋”(どの筋だ!)で人気が高いようなのだ。
入手出来ないのは残念だけど、探してる本があるというのも私にとっては
「シアワセ」な事のひとつでもあるので、もうしばらくはこの「シアワセ」を
抱いていられそうだ。

この木は私が定点観測・・・・というと格好
いいが、実際は気が向いたら行って眺め
るだけという木で、何となく形が気に入っている。
カメラ:ミノルタα-507si フィルム:TREBI-100C
結婚式
2004年10月17日(日)埼玉地方の天気:晴れ

昨日は結婚式に出席した。もちろん私の為の式ではない。
どうも私はこういうセレモニーが苦手なのだがやはり避けては通れない。
まして身内の式となればやはり嬉しいもので、何だか感動してしまった。
式を挙げたのはドイツ風の建物で、ドイツ風の名前が付けられた
フランス料理屋という何だか良く分からない所だったが、
意外にもここが非常に良かった。
式自体も結婚する若い二人がお金をかけないように極力自分達で考えたアイデアで進行され、
これが極めて気持ちよく、暖かい雰囲気だったのだ。
過去に都内の大きな有名式場での結婚式にも出席した事があるが、
施設や中庭などの美しさは印象に残ったものの、
式そのものはごく普通のもので正直に言って感動のようなものは残らなかった。
そこへいくと昨日の式は手作りの良さ、そして心を込める事の大切さを改めて知らせてくれたような感じで、
とても爽やかな気分にさせてくれた。。

私はこういうイベントやセレモニーではいつもそうなのだが、写真撮影を頼まれる事が多い。
結構大変な仕事なんだけどそれでも楽しい。
殆ど自分の席に座る事無くカメラを持って会場内を歩き回るので、
せっかくの料理も満足に食べられないのだが、どうも私は貧乏性なのか、
じっと座って料理を食べるよりも何か仕事を持って歩き回ってる方が性に合う。
つまらない性格だと思うが仕方がない。

昨日はプロのカメラマンと私が使ってた機材が全く同じものだったのだが、きっと出来映えは大きく
違うんだろうと思うと悲しいものがある。
でもついさっき出来上がった写真を見たら約300枚、殆ど失敗もなく撮れていたので一安心しましたョ。

安心したのでこれから一杯飲みながらセロのマジックDVD見て寝ます。
台風直撃
2004年10月9日(土)埼玉地方の天気:雨


また台風だ。とはいっても今まで関東地方にやってきた台風は西日本で力を使い果
たしてかなり勢力が弱まってから来ていたから、我が地方ではあまり
大きな影響はなかったように思うが、今回の22号は勢力を保ったまま関東地方
を直撃というのだからちょっと身構えた。
今日の午後位からかなり雨が強くなったが、6時を過ぎた頃から雨は弱まり、
風も思ったほど強くはなかった。
何だか肩すかしを喰ったような気もするが、少なくても我が家の近辺では
大した影響もなく済んだようだ。
しかし、我が家の金木犀も強い雨のせいですっかり散ってしまって、
あの甘美な香りを充分に楽しむ事ができなかったのが残念だなぁ。

ところで上記の写真だが、これは先月シンコー・ミュージックから発売された本だ。
実はこの中で私が拙文を書いているので興味がある方は読んで頂けると嬉しいのだ。
かなり昔アメリカでチェット・アトキンスとレス・ポールのギター・デュオを見た時の見聞記で
「生チェスター&レスターを見た」というタイトルであります。
何だか「家政婦は見た!」っていうテレビドラマのようなタイトルだけど、
見てしまったものは仕方がない。
今となっては遠い想い出だけど、大好きなチェットの生ステージを見られたというのは私の
音楽人生の中でとても大きな出来事なのだ。
是非買って、とは言わないけど立ち読みでも読んで頂ければ嬉しい。
ビール飲みたい
2004年10月3日(日)埼玉地方の天気:雨


今日は肌寒い1日だったからほとんど家の中で
過ごしたけど、昨日はサイクリングに行って汗をかきました。
暑かったせいかとても喉が乾いて、けっこう水分を補給したんだけど
一向に喉の乾きがおさまらずにずいぶん色々なものを飲んでしまった。
しかしそれでも喉の乾き感はおさまらぬまま夜になって「さて、ビールでも飲もうか」
と思って冷蔵庫を開けたら探しても探してもビールは見当たらず、
かといっていつも飲んでるバーボンを飲む気にはなれず、
仕方がないので冷蔵庫にあったスクリュー・ドライバーで
誤魔化してしまった。
やはりビールはいつでも冷蔵庫に入っていなくてはいけないのだと堅い決意を胸
に買い出しに出掛けた。
前のたわごとで「私は日本酒の味が分からない」と書いたけど、
ビールの味なら多少分かるのである。
・・・・というか好みの銘柄があると言った方が正しいのかもしれない。
世の中相変わらずドライの人気が高いようだけど、
私はサッポロの黒ラベルが好きです。
まあ黒ラベルがなければ何でも飲むけど、基本的
には黒ラベルが飲みたいと思うのですよ。
ずっと前にサッポロから「焙煎」というちょっと濃いめのビールが出てて、私はそれが
お気に入りだったんだけどあまり人気がなかったらしくて、アッという間に市場から消えて
しまったのは非常に残念だ。
サッポロさん何とかしてくれんだろうか、「焙煎」の再発。

それで今日買ってきたのはサッポロが北海道限定で売っている「クラシック」です。
何度も書いてるけど私は大の北海道好きで、行ったら必ず「クラシック」を飲むんだけど、
これを内地でも発売してくれんだろうか?
たま〜にこの辺でも売られてる事があるけど、そ
れも年に1度か2度だからなかなか入手しにくいのだ。
急に思い出した話だけど、前に札幌のホテルに泊まった時、ホテルの冷蔵庫
に入っている高いビールを飲むのがバカらしくて夜の街に
出た事があった。
しかし大都会というのは酒の自販機など置いてないものなんですね。
寒い中散々歩き回って結局札幌駅まで行って
ビールを調達した事があった。
それ以降都内などでも注意して見てみると、
大きな街ではあまり酒の自販機って見かけないですね。
いい勉強になりました。