海を越える握手

1964年のオリンピック東京大会のドキュメントを
記録したソノシートで、カルピスの懸賞でもらった。
2004年8月17日(火)埼玉地方の天気:曇り時々晴れ

遂にオリンピックが始まった。
数々の競技を見るのはもちろん面白いのだが、私にとっては
開会式や閉会式でたくさんのマーチが聞けるのが大きな喜び
でもあったのだが、最近はマーチなんて全然聞けなくなってし
まった。
オマケにセレモニーそのものがショーアップされて
荘厳な感じは消えてしまい、どうも私の好みに合わなくなって
しまったので夜遅くまで起きて見ようという気分にはなれなく
なって久しい。
ダイジェストで見た今回の開会式では入場行進の折りに
音楽はあったのだろうか?
私も腰を据えて見てたワケではないのでどうもその辺が
ハッキリしないが、見終わった後に音楽の印象がまったく
残らなかったのは事実で、やはり昔の開会式のような
音楽の使われ方はしていないようだ。
個人的な好みだが私は五輪旗が掲揚される際に流れる
「オリンピック賛歌」という曲が大好きなのだが、今回は
聞き損なってしまった。

マーチというとすぐに軍隊や戦意高揚のための曲という
イメージを抱いてしまう人も少なくないようで、それはもちろん
間違いではないと思うが、例えば女性の美しさを賛美したも
のや、展覧会や博覧会などの記念として書かれた曲も多い
のだ。
冒頭に掲げた「海を越える握手」は私がもっとも好きなスーザ
の曲で、ダイナミックでありながら繊細な雰囲気のメロディを
もったスーザの傑作だと思う。

ところで最近テレビのコマーシャル(確かカップラーメンだった
と思う)でスーザの「自由の鐘」という曲が使われていて、
このコマーシャルが流れるたびに聞き入ってしまう。
フィラデルフィアの教会に捧げられたというこの曲はもともと
平和を祝福するための曲だったようで、原題「リバティ・ベル」
のタイトル通りいかにもアメリカ的な曲だ。