音楽的談話  〜モア〜

北海道の上湧別チューリップ公園にて
何年か前の5月下旬頃に撮影したものだが、この日は絶好の
好天でチューリップの撮影には適した日和だった。
広い敷地の公園に見事に咲いたチューリップの花はそれは見事
であった。
カメラ:ミノルタα-507si フィルム:RDPV
2004年6月7日(月)埼玉地方の天気:雨のち晴れ

関東地方も遂に梅雨に突入してしまったが、今日は3時過ぎ
頃から急速に晴れてきて東の空には大きな虹が出て、
ほんのひととき心地良い気分にさせてくれた。

話は突然変わるが「モア」という歌を御存知だろうか。
私は昔からこの美しい歌が大好きで、今後の人生に於いても
きっと聞き続けるに違いない名曲だ。
元は「世界残酷物語」というイタリア映画のテーマであったが、
目を覆うような残酷シーンの連続だった映画に比べ、このテーマ
の美しい旋律には、後にこれまた美しい歌詞が付けられ、
多くのシンガーに愛唱された。
私事だが、以前ビルマ人の友人にこの曲を録音してあげたところ、
英語が分かる彼はこの曲のメロディと歌詞に大いに感激し、
新しいカセットテープを1本私に渡して、テープの片面に繰り返し
全部「モア」を録音してくれと頼まれて往生した事があった。
彼はこの曲を聞いて帰る事が出来ない祖国を想い、そして日本に
来てからできた新しい彼女に連日この曲を聞かせ、遂には落とした
のである。

私は彼のような真似はしなかったが、それでも私が知る限りのラブ・
ソングで最上の愛(だからモアなのだ)を歌い上げたこの曲は歌詞
も非常に素晴らしく、聞いてて飽きることがない。

そういえば大昔エレキギターの通信教育を受けた時に、この曲が
練習曲の1曲としあって、私はそれでmaj 7という美しい響きの
コードを知ったのであった。