強風にめげる

強風の襟裳岬
襟裳岬は日高山脈が太平洋に沈み込む所で、こうして
眺めてみるとそれが良く理解できる場所である。

カメラ:ミノルタXD  フィルム:RDPV
2004年2月22日(日)埼玉地方の天気:晴れ、但し強風

どうも今日は全国的に大荒れ模様の天気だったらしいが
私の住まいがある地域でも1日中強風が吹き荒れる天気
で砂埃がすごかった。
昨日は約10キロ程歩いて春の息吹を感じて気分が良く、
今日もまた歩こうと思っていたのだが、春の天気は私が
思うようにはさせてくれなかった。
強風というと思い出す事がある。
私は北海道大好き人間だが、襟裳岬へ行った時のこと。
襟裳岬は「なぁーんにもない」と歌に歌われている気の毒
な場所だが、ここには強風があるのだ。
何と1年のうち290日は強風が吹いている所だそうで、この
地域の住民にとって強風は日常なのである。
従って皆さん歩くときは例外なく体が斜め前方に傾いていて、
急に風が収まると転んでしまうのである。
・・・・・・・かどうかはともかくとして、いつも強い風に吹きさら
されているのは事実で、私が何回か訪れた時も例外なく強風
が吹いていた。
ある時(この時は団体ツアーだった)岬にある食道で昼食を
とっていた時、早く食べ終えた人達や強風がイヤな人達は
バスの中に避難して出発の時を待っていた。
私はバスの中で待つのはイヤなので、強風の中岬の突端ま
で行って景色を楽しんできた。
出発時間になってバスに戻ると停車中のバスの中でガイド
さんや観光客が車酔いの症状を呈して気持ち悪いと言って
いたのだ。
良く話を聞いてみると停車中のバスは悪路を走っているが
如く大揺れに揺れたらしい。
それで車酔いの症状となったらしいのだが、何ともすごい
風である。
ただキレイなだけの観光地よりもこういう場所の方が後々深く
印象に残るもので、思い出しても楽しい記憶となる。