座右の曲〜1

1980年にリリースされたライブ盤。
多くの曲は1980年録音で、いわばイーグルスのベスト盤だ。ホテル・カリフォルニアをはじめイーグルスの代表曲が多数収められていて楽しめる。
元来私はライブ好きなのでどの曲もスタジオ盤よりこちらに収録されているテイクの方が好きだ。
イーグルス初期のヒット、「テイク・イット・イージー」の歌詞の中にはアメリカの地名が歌われているが、このテイクではこのライブの演奏地だった「Southern California」という言葉に替えられていて、そこで当地のオーディエンスの声援が一段と高くなるのが楽しい。
イーグルスのメンバーだったグレン・フライ1993年リリースのライブ盤。
この中でも「ニュー・キッド・イン・タウン」は歌われている。
私の認識ではイーグルスのメンバーの中では最も男っぽい感じの人で、音楽にもその雰囲気がにじみ出ている。
録音も良くゆったりと聞く大人のそして男のロックという感じ。女性には分かるまいなァ、この良さ。
J.D.サウザー1979年の作品。
個人的にはこれもかなり好きな作品。お酒を飲んでいる席などでこのアルバムの収録曲が流れてくるともうたまらなく嬉しくなる。
かつてリンダ・ロンシュタットがこの人に恋をしてステージで泣き出したというが、確かにかっこいい男だ。
話が前後したが、このアルバムの雰囲気も何となく「ニュー・キッド・イン・タウン」に通じる部分があるような気がするのだ。もっともこの人も「ニュー・キッド・イン・タウン」の作者の一人として名を連ねてるので当たり前だが。
イーグルスとはまったく音楽的関連性のないチャーリー・ダニエルズ・バンド1976年の作品。
日本ではチャーリー・ダニエルズ人気は非常に低いが、私は大好きなバンドなのだ。
今年来日して(私は見損なったが)ステージを見てきた人の話によるとかなり良かったらしい。その友人に「お前好みのバンドだったよ」と言われて地団駄踏んだものだ。
イーグルスの話題に何故このバンドか?というと、このアルバムのトップに収められている曲「ビリー・ザ・キッド」がホテル・カリフォルニアとほんの少し似ているからだ。
といっても似てるのはほんのちょっとした構成だけで、中盤部まで歌があり、後半部はツインギターによるバトルで、しかも日本人好みのメロディを持っている曲だという事。チャンスがあったら聞いてみて。

2003年12月21日(日) 埼玉地方の天気:晴れ

長く音楽を聞いているとお気に入りの曲というのがあり、場合によっては人生のお供として長く聞き続けたいと思うような曲もある。
かく言う私にもそういう曲が何曲もあるが、その中でも相当に点数が高い曲にイーグルスの「ニュー・キッド・イン・タウン」がある。
この曲は1976年に彼らが発表した人気作「ホテル・カリフォルニア」に収録された名曲だ。
このアルバムからはタイトル曲の「ホテル・カリフォルニア」が大ヒットして今でも人気が高いが、私は「ニュー・キッド・イン・タウン」の方が断然好きだ。
この曲を聞いた事がある人なら分かってくれるのではないかと思うが、日本では絶対に生まれないであろうと思われる曲調で、チカラが抜けた感じがして私としてはとても癒されるのだ。
ずいぶん昔の話になるが私の古い友人がしばらくぶりに電話をかけてきて言うには「オレ大好きな曲が出来たんだよ」といって、ニュー・キッド・イン・タウンの名を挙げた時には驚いた。
その後この曲が大好きだというほんの数人の人に出会った事があるが、皆一応に「ホテル・カリフォルニア」よりも「ニュー・キッド・イン・タウン」の方が好きだという事だった。
どうもある種の人達に強力に好かれる曲のようで、こういう曲に出会えた事を幸運に思うのだ。
(ある種の人達がどういう人達なのか未だによく分からないが・・・・)