Oklahoma Hills

Hank Thompson Salutes Oklahoma
このサイトの他の所でも紹介したハンク・トンプソンのオクラホマ賛歌アルバム。
1曲目に歌われてるが、ここではハンク・トンプソンらしさを活かしたウエスタン・スウィング調のアレンジが
なかなか格好いいのだ。
このアルバムはタイトルが示すとおり全編オクラホマへの愛?に満ちている。
特筆すべきはアルバムの最後に収められたインスト・ナンバーの「Oklahoma Stomp」。
ビッグ・バンド・スタイルの軽快な曲構成はまことにもって素晴らしく、数あるカントリー・インスト作品の中でも上位に
推したい出来で、こういうのをもっと多くの人に知って欲しいと切に思うのだ。


Running Down The Road/Arlo Guthrie
1969年リリースのアーロ・ガスリーの3作目。このアルバムの1曲目に「オクラホマ・ヒルズ」が収録されている。
ウディ・ガスリー作品を、その息子が歌う。
何と云ってもこのアルバムで凄いのは二人のギタリスト。その名はクラレンス・ホワイトとジェームス・バートンだ。
「オクラホマ・ヒルズ」では右チャンネルからクラレンス・ホワイトのベンド・ギター、そして左チャンネルからはジェームス
のドブロが絡む贅沢な構成だ。
余談だが6曲目にはウッド・ストックでも歌った「Coming Into Los Angeles」が入ってて、ここでもクラレンス・ホワイトと
ジェームス・バートンのバトルが聞ける。この曲のイントロ、アコースティック・ギターの音が絶品ですね。


CHET/Chet Atkins
1967年リリースの好盤。
アナログ盤B面1曲目に「オクラホマ・ヒルズ」が収録されてる。
このアルバム全体的にカントリー・フィーリングが漂うが、その中でもこの曲は出来が良い。
きっとチェット自身、本人が意識しようがしまいがこういう曲が好きだったのではないだろうか。
聞く者にそう思わせてしまう程この曲でのチェットは他曲よりももっと軽やかに“歌ってる”ように聞こえるのだ。
短時間の間にまさにチェットの見本市のようなカタチで各種スタイルが飛び出す会心の作だ。