その3

このページは私がこのサイトを始めてからメールを頂いて、
それ以来何かと有り難い情報交換などをしてるイエロードッグさんから
ご提供があったチェット・ワークスです。
解説もイエロードッグさんが書いてくれたものをそのまま掲載しました。
本当にありがとうございました。
またよろしくお願いします。


Backroads / Pat Donohue
パット・ドナヒューは、チェットも絶賛する実力派フィンガーピッカーの一人。フォーク、ジャズ、ブルース、ラグタイム、ブギウギまで、守備範囲が広い。
ボーカルも、味がある。
このアルバムは1996年にリリースされていて、インスト、ボーカルが半々。
チェットが参加しているのは、その名も「Stealin' From Chet」というトリビュート・ソング。
パットのアコースティックギターとチェットのエレクトリックギターの掛け合い、そして二人のボーカルの掛け合いが楽しい。
歌詞の内容はよく分らないが、「チェットから基礎を学んだんだ」ということのようだ。
(このCDはまだ国内でも入手可能です。)


Rhythm Country And Blues
R&Bとカントリーの実力派がデュエットする、という夢のような豪華な企画アルバム(1994年)。
その顔ぶれたるや、ヴィンス・ギル+グラディス・ナイツ、クリント・ブラック+ポインター・シスターズ、ナタリー・コール+リーバ・マッキンタイア、
リトル・リチャード+タニヤ・タッカー、アーロン・ネヴィル+トリーシャ・イヤーウッド、パティ・ラベル+トラヴィス・トリット、
ライルラヴェット+アル・グリーン、ジョージ・ジョーンズ+B.B.キング、とすごい。
選曲がまたいい。
で、我らがチェットは、アラン・トゥーサンと「Southern Nights」をデュエット。ウォームなギターサウンドがたっぷり聴ける。
実はこの企画は映像版もあり、CATVで放送されたらしい。
なかなか面白かった。
(このCDはまだ国内でも入手可能です。)

Nothin' But The Taillights / Clint Black
クリント・ブラックの1997年リリースのアルバム。
「Ode To Chet」というトリビュート・ソングに参加している。
初めてギターを買った時のこと、女の子にチェットみたいなリックを弾いているところを見せたかった、Mel Bayで練習した、という内容の歌。
間奏でチェット、ラリー・カールトン、スティーブ・ウォリナーがソロを弾き、最後にチェットとクリントのの話し声も聴ける。
他にも、アリソン・クラウス、マルティナ・マクブリッジが参加など、聴きやすいカントリー・アルバムだ。
(このCDはまだ国内でも入手可能です。)

Standing In My Shoes / Leo Kottke
1997年リリースの、レオ・コッケのアルバム。
独自のテクニックとサウンドを持った人で、決して万人受けしないが、ライ・クーダーを好きな人などは癖になるかもしれない。
このアルバムも聴きやすい曲もあるが、全体としてはやや難解だ。
チェットは「Twice」というインスト曲で参加。エル・ベッキオで、メインのリフを弾いている。
この曲はゆったりしたいい曲で、このアルバムの中ではピカ一。
(このCDはまだ国内でも入手可能です。)

Garrison Keillor & Hopeful Gospel Quartet
ギャリソン・キーラーは、ミネソタのラジオ番組「プレーリー・ホーム・コンパニオン」の人気ホストとして活躍していて、週に1度、公開ライブ
放送が行われている。
ゴスペル・クァルテットも、その一環のようだ。
このCDは1992年のライブ盤で、チェットは、プロデューサーを努める他、2曲で自ら演奏している。
「Jordan」ではエレクトリックギターでギャロッピング・スタイルの間奏を、「Brownie And Pete」ではエル・ベッキオで随所にオブリを披露している。
(このCDはまだ国内でも入手可能です。)



Harvest / Kathy Chiavola
1995年にリリースされたブルーグラス系のシンガー、キャシー・キアヴォラのアルバム。この人は、大学でクラシック・オペラを習得しているらしい。
そのせいか、情感のある落ち着いた歌い方だ。
バックは、彼女自身が弾くギター、フィドル、ベースというシンプルな編成で、とても聴きやすい。
チェットは「I Am A Pilgrim」で参加。
エル・ベッキオを使用した軽快なギャロッピングを、全編で聴かせてくれる。ライナーノーツによると、キャシーがチェットに参加を依頼した際、
「マール・トラヴィスみたいに弾けない」と言われ、彼女は「チェット・
アトキンスみたいに弾いてくれればいいの」と答えたそうである。
(このCDはまだ国内でも入手可能です。)