LIVE at B.L.U.E.S on HALSTED/Carlos Johnson

01 C.J.'s Swing
02 Lisa
03 I'll Play The Blues For You
04 High Heel Sneakers
05 I'm Cold And I'm Wondering
06 Everyday I Have The Blues
07 What's Going On
08 Don't ThrowYour Love On Me So Strong
09 I Wonder Why


私にとって久しぶりの大ヒットアルバムだ。

正直に言ってこの人知らなかった。
イヤ、多くのブルース好きな人達でさえ私と同じようなものだったと思う。
CDのライナーを読むとオーティス・ラッシュのサポートをしていた人のようだ。

で、ひょんなきっかけで今年の3月頃にこのアルバムを入手して以来、ほとんど毎晩のように聞いている。

私が好きなブルース・ギタリストと言えば3大キングにヒューバート・サムリン、マジック・サム、アール・フッカー、
ロバート・ロックウッド.Jr などであるが、そんな中に突如として巨大な存在が現れた。

それがこのカルロス・ジョンソンだ。

アメリカの音楽界の底辺の広さ、深さは日々実感しているが、こうして私にとっては“新たな”ギタリストに巡り会う幸福を
感じずにはいられない。

そして更にはこういう素晴らしい作品が日本側の主導で作られた事が素晴らしいと思う。

関係者には本当に感謝したい。

それで肝心のこの作品だが、とにかく強烈だ。

1曲目から9曲目までダレる事無く飛ばしまくる。

もちろん最近のギタリストのような早弾きなどはないが、太い音に載せてギターが歌いまくっているのは近年珍しい。

バックのサポート・メンバーが良いのもこの作品のレベルを上げている。

ラスト曲、オーティス・ラッシュに捧げた10分に及ぶインスト、「I Wonder Why」が素晴らしい。

細かい事は言うまい。

ブルース・ギターが好きな人は絶対必携だ。

廃盤にならないうちに入手をオススメします。